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カラダの糖化は肌の黄ぐすみの原因に [健康]

カラダの糖化と肌の糖化について書いておきます。加齢とともに肌の色が悪くなって黒っぽいような黄ぐすんだ感じに見えてくる人って多いと思います。あれを大体の人はメラニンが排出されなくなって「日焼けが元に戻りにくくなったなー」とか考えてますよね?でも、どうもその原因は紫外線による日焼けのせいだけではないようです。

例えばホットケーキを焼くとき、その生地の色ってほとんど白いですよね。フライパンの上で焼いているうちにだんだんこんがりとしたキツネ色に変化していきます。糖化とは還元糖とアミノ化合物のたんぱく質や脂質に酵素の働きなしで結合する反応のことを指します。

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これがアミノカルボニル反応やメイラード反応と呼ばれるものでフライパンの上では熱が加わる事で早い変化があらわれます。アミノ酸がカーボン(炭)化するって事なんでしょうね。そして、このこんがりでおいしそうな匂いがしたりするわけですが、その反面、高温による加熱調理ではアクリルアミドという発がん物質もできてしまいます。お焦げ部分を食べるとよくないと言われているのも有名ですよね。


じつはこんな化学変化が熱の助けなしに体内で起きてしまうんです。そして体の中に入ってきた糖とタンパク質が結合して出来上がってしまうものがAGEsという物質です。
advanced glycation end product アドバンストグリケーションエンドプロダクト(長っ!)で直訳すると終末糖化産物。

徐々にカラダからは排出されるのですが、いったんこのAGEに変性してしまうとふつうの細胞よりも半減期が長いので効力がいつまでも尾を引きます。年齢が上がるにつれて代謝は落ちますからAGEsの量は対何ドンンドン増えてしまうということです。

糖化は変化が進むにつれて色がどんどん濃くなりますから人の肌でも同じことが起こってしまっています。要するに糖化によってできたAGEsのこんがりとした色が肌の色から透けて見えている、ってこと!? うわ、怖すぎ!!

こうなるといくら肌細胞のターンオーバーを促して美白に力を注いでも意味がありません。それにたんぱく質であるコラーゲンと結合してしまえば弾力性が低下しますので肌のたるみやシワの原因にもなってしまいます。糖化はお肌に関してだけじゃなくて体そのものの老化にもかなり影響してるんです。

というわけで最近は抗糖化・アンチグリケーションが注目されています。略してアングリ(短っ!) 糖化を防ぐ食品としてはメイラード反応阻害効果のあるカモミールティーなどを飲むのがいいそうです。あとしそ茶とかも。
最近肌の色が汚くなったなーとか、ファンデーションの色が合わなくなったとか思っている人は糖化に要注意ですよ。
タグ:糖化 âge

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